「D」のゼノンザード奮闘記

カードゲーム大好き社会人。ゼノンザードについて書いてます。自分なりにゆる〜く分かり易く書いていくつもりですのでコメント貰えると嬉しいです。

THE ZENON SHOW代表戦を振り返る

2月19日に開催された「THE ZENON SHOW」。

ここで行われた最強AIvs人間代表くすきさんのゲーム。

結果から言うとくすきさんは負けてしまった訳だが、くすきさんのプレイングも色々なカードをケアした動きになっていた。

AIの動きもしっかり考えられていて、手札のバリューと相まって勝利という結果も頷ける状況だった。

f:id:dhalsimsgame1:20190221210254p:image

ちょっと演出がシュールな気がしなくもないけどAIはなかなかの出で立ち。

 

マリガン

f:id:dhalsimsgame1:20190221210228p:image

マリガン後の手札がミーアプリースト、カナタナの守護者、イーグルランサー、ウォレス、チータイラ、ジャックナイフスワロウ。ウォレスが初手から握れていて、場残り次第で最大限ウォレスを活かし得る手札。

1ターン目

相手は盾持ちゴブリンを出して終了。対するくすきさんはカナタナの守護者をマナゾーンに置いてからジャックナイフスワロウをプレイ、その後移動させてマナブースト。次のターンにミニオンを置いて3ターン目にはイーグルランサーがプレイ出来るので、何が来ても大体は対処できる状態。

f:id:dhalsimsgame1:20190221214326p:image

2ターン目

ここのAIの動きが強力過ぎた。無色マナを置き、ゴブリンをマナゾーンへ。そしてメルエルナ。このターン一気に3マナをブースト。次のターンにはツインテールシザースやダルティチェロンテ等のBP500台のカードを出せるようになる。ミニオンをマナゾーンに置いてブーストしてるくすきさん。盤面にミニオンを残しながら更にブーストを加速させるAI。この時点でアドバンテージ差が開き始める。対してくすきさんはミーアプリーストでウロボロスにアタック、その後マナゾーンへ。手札にマジックカードが無いため次のターン出てくるBP500のミニオンに対抗出来ないので、いちはやくウォレスを出す方向へシフト。

3ターン目

相手はツイテールシザースをフィールドへ。フラッシュタイミングを発生させないために、あえてアタックしない選択(この時点からプレイヤー以外削るつもりは無かった?)。くすきさんはこれに対抗出来る札が無いため、バニラ状態のイーグルランサーをフィールドへ。

4ターン目

f:id:dhalsimsgame1:20190221225618p:image

AIのプレイングが上手かったターン。相手はアパウルツォークを場に出しツインテールシザースでプレイヤーにアタック。アパウルツォークからアタックするとリワインドウィンドでツインテールシザースをバウンスされてしまう。こうなると残り4マナでプレイ出来るカードが無く、返しのターンのウォレスで盤面をひっくりかえされてしまうため。更にツインテールシザースのアタックが通ったことによって不意打ちが無いのを確認。そこからアパウルツォークをマナゾーンへ移動し、5マナでダルティチェロンテ。そして一撃では壊さないフェニックスにアタック。ここでもリワインドウィンドが飛んでこないのでくすきさんの手札にマジックは無いとほぼ読める。この間くすきさんはツインテールシザースのフラッシュに合わせてチータイラをプレイ。ブロックには参加させずウォレスのバリューを上げる算段をとる。そして返しのターンでウォレスをプレイし、ブロック時に相打ちをとれるようにウォレスでサイクロプスを破壊。イーグルランサー、チータイラでプレイヤーをアタック。相手はツインテールシザースでイーグルランサーをブロックし、チータイラのアタックは成功。マナゾーンからミーアプリーストをフィールドに戻し更にウォレスのバリューを上げる。※追記有り

5ターン目

f:id:dhalsimsgame1:20190221233721p:image

相手はダルティチェロンテをプレイ。前のターンに出したダルティチェロンテでプレイヤー。AI側としては、前のターンの動き的にマジックカードが飛んでくることはほぼない(あるとしてもトップで引くワンアクションのみ)ので積極的にアタック。受けると残りライフが2になり相手の手札次第では詰む可能性があるが、相打ちをとれるのがウォレスのみ。ここでウォレスを失うと対抗出来るブロッカーがいなくなり、かつ勝ち筋も失う流れになるので泣く泣く通す感じ。このアタックのフラッシュでシグレを出してこれ以上の被害を防ごうとする。しかし、マナゾーンからアパウルツォーク。これにパワーアップルを使いダルティチェロンテ2枚の効果も重複し、BP800 DP3の貫通持ちに。これによりどのミニオンでも相打ちがとれなくなり、加えて貫通によって確実に2点は受けることに。このプレイで勝敗が確定。

f:id:dhalsimsgame1:20190221234134p:image

 

際立ったAIの強さ

結果は人間代表の敗北という形で終わった訳だが、想像以上にAIが強かった。特に4ターン目のフラッシュを吐かせる動き。移動権を駆使して盤面を強固にしながら相手のリソースを削り取る動きは、見ていて普通に参考になった。

ちなみにダルティチェロンテがフェニックスにアタックした点について解説席ではフェニックスを破壊しに行ってると解釈していた。

でも普通に考えて壊す気満々ならツインテールシザースこそフェニックスに行くべきなのでは?と思う。僕の解釈では相手のフラッシュの有無の確認、もしくはフラッシュを枯らせる動きと捉えている。なのでアタックが通った際に一撃では壊さないフェニックスにアタックしたと考える。ドローさせないために。デメテーがカナタナに土をつけるパターンの1つで、代表決定戦で図らずもくすきさんもサンダーさんに同じ事やって勝ってるのよね。相手の手札事情もあるけどフォースからドローさせないっていうのは対カナタナ戦では比較的有効かなと思う。4ターン目の動きからこれを狙ってた節があるし、AIマジで侮れん。

しかしくすきさんも最悪のパターンを踏まないようにカードをプレイしていたし、どこかでマジックカードを引いていたりすると状況はガラリと変わるくらい難しかったと思う。結果論ではあるがミニオン2体でプレイヤーにアタックした所はウロボロスに行っても良かったのでは?とも思う。ダルティチェロンテで相打ちしてくれる可能性もあったし。あ、でもダルティチェロンテが残る上でのリーサルが見えていたならどっちも変わらなかったかな。とりあえず、くすきさんお疲れ様です。

次は誰がAIに挑むことになるのか楽しみだ。

 

 

次はまだまだやった事ない人向けになんか書こうかな。

 

※追記

4ターン目の考察についてツインテールシザースのアタック時にリワインドウィンドをツインテールシザースに使用した場合ツインテールシザースの攻撃は無効化されると教えていただきました。これによりこの時のアタックで不意打ち、リワインドウィンドが手札にないことが読めるという考察に訂正させてもらいます。教えていただきありがとうございます。

またバインディングアイヴィのレスト能力の場合、ミニオンが場に残り続けるため攻撃自体を止めることは出来ないみたいです。